アメリカの住宅の考え方やニューヨークで家を借りる時に考慮すること
間取りの考え方、家賃相場、ニューヨークで家を借りる時に考慮すること
(*この記事は2020年1月27日に更新されました)
この記事は
- ニューヨークで留学・駐在等で家探ししている方
- ニューヨークに住みたくて住宅事情に興味がある方
- ニューヨークの住人や生活に興味がある方
に向けた記事です。
家探しって日本においても大変ですよね。物件探しから始まり、内覧して契約条件の確認、必要資料の提出などなど。
もちろんニューヨークでも同じようなプロセスを踏んで家を借りるのでめちゃくちゃ大変です。
しかも貸主やブローカーとの交渉も全て英語ですし、契約でサインすべき資料等ももちろん全て英語です。
ちょっとニッチな記事ではありますが、私は自分が家探しをした時にこんな情報が欲しかったなみたいな事を思ったりもしていたので今回は初回として一般的な住宅の考え方や、家を借りる際に考慮することを記載してみようと思います。
間取りに関する知識
まずアメリカにおいて間取りの概念が日本とはちょっと違うのでここを抑える必要があります。
以下がアメリカと日本の間取りの対応表になります。
これに加えてアメリカの場合はバスルームが複数あるケースが多く、1、1.5、2バスルームみたいな表現をします。
ニューヨークの家賃相場
さて、ニューヨークの家賃相場ですが率直にいってめちゃくちゃ高いです。
もちろんピンきりではあるものの、マンハッタンで超高級エリアとされているアッパーイーストサイド 5th アベニューの 79thストリート辺り(写真赤丸付近)ともなるとStudioサイズで平均家賃 $7,000ほどになります。。。
(ワンルームで約70万円です・・・。)
例えばテイラー・スウィフトが住んでいると言われるトライベッカというエリアも超高級エリアで家賃相場はワンルームで $5000 とかが平均になります。。。
また、この他大体の平均は下図のような形になっており、マンハッタン全体でならしていうと2Bedルームで $3600 くらいが相場感のようです。これでも恐ろしく高いですね。。。。
引用:ground floor
ちなみに東京の港区の2LDK平均は32万ほどのようです。
そう考えるとニューヨークの方がおそらくブレ幅はありますが、平均という意味では2020年現在そんなべらぼうに違う感じでは無いのかも知れません。
とはいえ、この金額だけ見るとものすごく高いことがわかりました。
事前に考慮しておくべきこと
家を借りるとなった場合、色々と考慮すべきポイントがあり非常に重要なので、以下に書いておきます。
なお、日本で家を借りる際に重要視される項目(例えば駅近、スーパーが近所)は含まず、ニューヨークで家を借りる時に特別考慮すべきポイントのみをあげます。
- 学区は良いところか?
- 洗濯機の置き場所はどこか?
- 車の駐車スペースはどこか?
- バスルームはどんなタイプか?
- 光熱費として含まれる範囲は?
- ドアマン付きか?
学区
家族持ちの場合、正直駅が近いかよりも学区が一番重要視される項目だと思います。
アメリカは住んでる場所に寄って厳密に学区が決められており、1区画ずれただけでも良い学校、悪い学校に振り分けられます。
なので、私立じゃない限りは住む場所で教育の水準(というか同級生になる層)が決まるので学区選びが全ての基準になります。
そして学校は全てレーティングされており、スコアが決まっています。
Great Schoolというサイトで調べることが出来るので、こちらで事前調査をして済む地域を決めることになります。
Great School.org
概ね10か9、もしくは8くらいのレートまでをターゲットにし、出来れば7以下は選ばないようにすべきです。
というのも、学校の良し悪しは収入にも関係しており、いい学校の周りは家賃も比較的高い傾向にあります。
つまり学校のレートが友達や家庭環境の良し悪しにも連動するということになります。
洗濯機
洗濯機が部屋に無いとか結構あります。
また、部屋には無いけどアパート共同で設置されているところとかはあります。
これ結構日本人はNGな人いると思いますが、事実です。
古い物件だったりすると最悪ケースはアパートにもなくてクリーニングに持っていくとか割とあります。
車の駐車スペース
これはそもそも車を所有するか次第ですが、マンハッタンだとレンタカーで十分ですが、ブルックリンやクイーンズの場合は割と必要なタイミングもあったりします。
その場合、駐車場所は路駐、もしくは駐車場を借りる事になると思います。
新しめのアパートとかだとブルックリンで月額 $400 - 500とかで借りることが出来ます。
路駐の場合は結構ルールが厳密に決まっているのでルールを覚えるまで最初のうちは大変だと思います。
(これは別途また紹介します)
バスルームのタイプ
バスルームが1つの場合は1つのバスルームに「トイレとシャワー室」、もしくは「シャワー付きお風呂」が入っている感じです。
1.5バスルームだとフルバス(いわゆるトイレ+シャワー付きお風呂)が1部屋とトイレのみみたいな。
2バスルームだと「トイレ+シャワー室」と「トイレ+シャワー付きお風呂」といった感じです。
この辺りは好みによりけりですが、多いに越したことはないですが、多ければそれだけ他のスペースが占領される事になります。
ドアマンなどのスタッフ
ここは割と年間の収支にも影響する部分です。
アメリカでは未だ根強くチップ文化が残っており、クリスマスなどになるとドアマンやスーパーインテンデントと呼ばれる管理人さんみたいな人達に感謝の意を込めてチップを払います。
アパートが大きくスタッフがたくさんいるところだと $30 ☓ 20人 とかになりチップだけで年間 $600 ふっとぶとかザラにあります。
光熱費の範囲
最後は光熱費になりますが、基本的なアパート等の場合、暖房費、水道代辺りは家賃に含まれています。
あとは物件によって、冷房も含まれていたり、時々電気代やインターネット料金なんかも含まれてたりする物件もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 今回は家を借りるに辺り事前知識を紹介させていただきました。
- 間取りについてはStudio、1Bed、2Bed・・・と増えていき
- 家賃相場はバックリ$2,000 - $3,000ないしは $7,000 等もあり
- 家探しをする際に家族がいる方は良い学校選びが全ての前提になる
実際上記のようなポイントで選定を進めるわけですが、このあとの具体的な家探しのやり方やその後のプロセスも今後紹介していければと思います。
家探しにおけるアプリや便利サイトは以下の記事にてまとめています。
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