【最新版】コロナ感染拡大を受けてのニューヨークの治安状況等の変化
【最新版】コロナ感染拡大を受けてのニューヨークの治安状況等の変化
(*この記事は2020年3月18日に更新されました)
この記事は
- ニューヨーク在住者の観点でのコロナ感染状況に関して
- コロナ感染を受けての治安状況等の変化
について記載しています。
現在のコロナ感染の状況
本記事記載の日が3月18日でして本日時点でニューヨーク州のコロナ感染者は以下のとおりとなっています。
ニューヨーク州:
感染者数 2,914名(1,544名),死者数20名(12名)
感染者数内訳(主なエリア)
ニューヨーク市:1,871名(814名)
ウエストチェスター郡:538名(380名)
(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15ー25」は現在も有効)
ニュージャージー州:
感染者数427名(267名),死者数5名(3名)
ニューヨーク州だけですでに2,914人もの人が感染しており、ニューヨーク市だけで1,871人と現在判明している日本の感染者数883名の約2倍の人が感染している事になります。
普段の生活環境の変化などに関して
マンハッタン等の繁華街の状況
感染者の爆発的な拡大を受けて様々な小売店(ナイキ、アップル等)が今週月曜日3月16日から一時閉鎖状態となっています。
5番街やSOHOなどのショッピングエリアはどこも閑散としており、人通りも激減しています。観光客もかなりまばらな状態で飲食店やバー等もイートインでの営業は禁止されていてテイクアウトのみ対応しているような状況です。
仕事や学校などの周辺環境
仕事に関してはどこの企業もワークフロムホームに切り替えており、オフィスへはほとんどの人が行っていない状況です。
地下鉄の乗客もかなりまばらな状態になっており、ほとんど人を見かけません。
ニューヨーク市の公立学校等も同日より休校となり、3月23日からリモートでの授業を開始すべく、現在ニューヨーク市の教育部門にて急ピッチでセットアップが進んでいるようです。
ニューヨーク市のリモートでの授業に関する記事
スーパー、薬局などの状況
生活必需品を得るためのスーパー、薬局等はコロナ感染防止関連商品、巣ごもりの為に直近必要なもの(たとえば乾麺、缶詰、トイレットペーパー、ハンドサニタイザー)が軒並み売り場から消えている状況で購入するのが難しい状況です。
これは小売店だけに限った話ではなく、アマゾンやウォールマートのネットショッピングでも似たような状況になっています。
また、デリバリーなどの需要が増えていて配達員の方がひっきりなしに仕事をしているような状況だそうです。(エレベーターで話した配達員は日に40回もブルックリン付近で配達をしていると言っていました)
犯罪などの状況
基本的にあまり外には出ていないので大きな変化を感じることは頻繁には有りませんが、ネットニュースなどで情報を見るとコロナ感染拡大に乗じたような事件や不可解な事件が本来危険な事件が起きようもないエリア等で起きている印象です。
コロナ関連
アジア人が電車内で殺虫剤をかけられた事件
アジア人が刺されたという事件
コロナとの関連性は不明だが、不可解な事件
私が住んでいるエリアの公立小学校裏で発生した銃殺事件
まとめ
災害発生時に物が売れてしまって失くなる等の事象発生の仕方は日本などに比べて非常に顕著に現れているなということを先ず強く感じています。
ただ、政府や行政の意思決定は圧倒的に早くトップダウンでの行動力や市民に対する配慮等は非常に好感を抱いています。
犯罪などの側面に関しては現地人の上司から聞いた話によれば、アメリカではこういったパニック系の災害の際にその状況に乗じておかしな事件が起きることがよくあるということで、身の回りには十分に気をつけるように言われました。
もちろん細心の注意を払っていれば危ない目に合うことは少ないとは思いますが、今回アジアから始まったコロナということでアメリカにおいて人種差別というものがまだまだ根強く残っているんだということを改めて感じています。
この時期にニューヨークに来ることは無いかもしれませんが、
- マスクなどは出来ればしない方が良い
- 公の場で咳などは出来るだけ我慢する
というのがトラブルに合わないようにするためのTipsになるかと思います。。。
(何じゃそれって感じではありますが、実際そうした方が良いです)
K