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【2020年版】ニューヨークの治安事情と治安が悪い場所

【2020年版】ニューヨークの治安事情と治安が悪い場所

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(*この記事は2020年2月9日に更新されました)

この記事は

 

  • ニューヨークの旅行等を予定しているが治安に不安がある方
  • ニューヨーク在住者の観点から実際の治安の感覚を知りたい方

 

に向けた記事です。

 

本日はニューヨークにおける治安事情について共有したいと思います。海外旅行や、留学、駐在等で来る際に色々と心配なことも多いかと思いますので、そういった方に参考になればと。

 

 

ニューヨークの治安

まずアメリカの治安と言った時に思いつく事として「銃社会」「テロ等が怖い」などあると思いますが、

 

私はこの2年、トラブルに巻き込まれた事はありません

 

もちろん日本の治安事情に比べたら、日本は世界の中でもダントツで治安が良いので比べられないですが。

 

ただ言える事としては「日本の中で一般的に常識として認識されてるレベル」で危ないと言われているエリアに近づかず、普通に過ごせばトラブルに巻き込まれる可能性は皆無です。

 

むしろ私の感覚では現在の日本通勤電車などの方がトラブルを多く見かける気がします。 とりわけ通勤時の雰囲気だけに特化して言うなら正直日本(東京を指してます)の方がトラブルの火種は多いと思います。

 

それに例えば新宿歌舞伎町等も明るいものの、夜遅くに近づくのはちょっと抵抗感があると思います。そういう感覚と一緒だと思ってください。

 

また、全米の他の観光地がある州(例えばカリフォルニアやフロリダ)や、ヨーロッパの大都市等と比較しても非常に安全だと思います。

 

実体験として、私の会社の支社があるアメリカ西海岸の代表的な週のロスやサンフランシスコからは数ヶ月に1度はオフィスの周りで銃事件発生の連絡が入ります。

 

加えてヨーロッパ等に出張や、旅行で行くとスリ未遂にあったり、現地の人からも気をつけるようにねと念を押されることがよくあります。

 

ただ、もちろんニューヨークにおいても本当に全エリア安全かと言われると、必ずしもそうではなく、ニューヨーク近郊でも行っても平気なエリア、あまり近づくべきでは無いエリアは明確にあります。

 

実際行ってみて感度の良い人なら「あれ?」と思うと思いますが、予めこういった状況の場合は近づかないほうが良いかもしれないというポイントを記載します。

 

  • あたりがゴミだらけ
  • ひとけがあまりない
  • 糞尿のニオイがする
  • ジロジロ見られる(特に女性は警戒必要)
  • 香ばしいニオイがする(マリファナの可能性あり)

 

 こういったポイントに気をつけ、注意を払うようにしてください。

 

 

ニューヨークのエリア毎の特徴

こちらはニューヨークシティの2019年の安全マップになります。

色が濃い方が治安が良くないという意味ですが、基本的にマンハッタン付近は薄め、マンハッタンより上のハーレムやブロンクス付近は濃いめ、マンハッタン右上付近のクイーンズも薄め、マンハッタン右下付近のブルックリンエリアも奥に行けば濃い感じになっています。ちなみに写真の一番右側の濃い部分はJFK空港があるエリアになります。

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マンハッタン

マンハッタンは基本的にどこに行っても犯罪等に巻き込まれる確率はそんなに高く有りません。

 

警察官やパトカーの巡回も多いですし、観光客も多く、一日中明るいので真っ暗闇を一人で歩くというシーンはあまりないと思います。昼間でも周りを警戒しながら歩くような必要は全く無いです。

 

ただ、浮浪者や時々頭のおかしな人はいるので、そういった人達には近づかないのが吉です。

 

マンハッタン島ダウンタウンの右下あたりは少し濃いオレンジになってますが、このあたりはチャイナタウンのあたりで、確かにマンハッタンブリッジやブルックリンブリッジ付近は比較的暗がりが多いので、特に女性は夜間の一人歩きなどは少し注意した方が良いかもしれません。

 

あとは目安としてニューヨークはダウンタウンからアッパータウンにかけてストリートの番号が増えていくという仕組みなのですが、セントラルパークを超えた110丁目過ぎからは少しずつ警戒すべきであるとよく言います。

 

クイーンズ

クイーンズもニューヨークの中では安全なエリアです。基本的に住宅街なのと、アジア系、ヒスパニック系のコミュニティが多い印象です。

 

一部ラガーディア空港あたりが濃くなっていますが、空港付近は比較的区画が広めで光の届かないところが多いため、少し警戒が必要になってきます。

 

ブルックリン

場所によりますが、ブルックリンは奥の方に行かなければ比較的安全です。(ただ、ダンボ等マンハッタンの対岸地域でも特定のブロックはちょっと危ない)

 

私の住んでいるエリアはマンハッタンに比較的近いエリアでして、ブルックリン・ネッツの本拠地のあるバークレーズセンターのある辺りになります。

 

ブルックリンは白人、ヒスパニック、ユダヤ人、黒人が比較的多く、奥に行くほど黒人の割合が増えていきます。

 

エリアでいうとブラウンズビルというエリア、及びJFK空港のある、ジャマイカエリアは非常に治安の良くないエリアで車など以外ではあまり近づくべきエリアでは有りません。(銃撃事件等のニュースも出てます)

 

以下は10代の少年がブラウンズビルのバスケットコートにて真っ昼間に銃殺されたというニュースです。

 

www.nydailynews.com

 

ハーレム

再開発が進み、昔よりは治安は良くなったと現地の人からはよく聞きますが、安全マップ上犯罪件数は多い方として表示されていますし、ニューヨークの他のエリアと比較したら悪いほうだと思います。

 

ゴスペルや、ジャズなど音楽を楽しむためにアポロシアター等でハーレムを訪れる方は注意した方が良いかと思います。

 

とはいえ、繁華街については人がある程度いて明るい場所であれば過剰に心配する必要はないと思います。

 

ブロンクス

個人的にはよほどのことが無い限りは近寄りません。

ヤンキースタジアムとブロンクス動物園以外の場所には基本的には行かない、立ち寄らない、駅も降りないくらいの印象です。

 

何は無くともニューヨークの他のエリアとは別の独特な雰囲気を持っており、現地のニューヨーカーですら、ブロンクスに行くことには抵抗感があります。

 

ニュースで見ましたが、ブロンクスの地元の高校生等が横断歩道で反対側から歩いてきた人を殴り、1発で気絶させることができるか?等の遊びが流行っており、亡くなった方などが出たりもします。

 

また、貧困層の方が多く住んでいる地域でもあるのでそういう観点でも総じて治安は悪い傾向にあると言えます。

 

ただ、最近でいうと映画「Joker / ジョーカー」の最後にジョーカーが階段で踊りながら、出演予定のテレビ番組に向かうシーンに出てくるこの階段がブロンクスのShakespeare Avenueという場所だったりします。

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突如観光名所になったので、少しずつ治安も改善していくような気もしますが、何れにしても少し警戒しつつくらいの方がちょうど良いと思います。

 

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まとめ

といった形で色々と書いてはみましたが、基本的に観光エリアであるマンハッタンの中であれば、夜に女性で一人で歩いていても正直大きなトラブルに巻き込まれる可能性はそんなに高くないと思います。

 

それ以外の場所に関しても相当感覚の鈍い人では無い限り、日本人であれば危険察知は出来ると思うので、ちょっと怖いかもと思った場所に近づかなければ何も怒らないと思います。

 

どんな場所に行くにせよある程度の警戒心を持っているのは非常に大事なことかと思います。

 

K
 

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