【2020年版】ブルックリン在住の私がブルックリンの治安悪い場所などについて教えます
ブルックリンの治安の本当のところ
(*この記事は2020年1月30日に更新されました)
この記事は
- ニューヨーク観光時にブルックリンに行ってみたいが、治安が不安な人
- これから留学や駐在等を控えており、ブルックリンに住んでみたい人
- 既にアメリカに住んでいるがブルックリンに引っ越しを考えてる人
に向けた記事です。
ニューヨークの都市部の以下の地区
- マンハッタン
- クイーンズ
- ブルックリン
- ブロンクス
- ハーレム
- スタテンアイランド
の中でマンハッタンの中心地から一番近い場所に位置し、ニューヨークの玄関口であるジョン・エフ・ケネディ空港(JFK空港)もあるブルックリンの実際の治安事情についてお伝えできればと思います。
観光スポットが多いマンハッタンとは違い、旅行前などにリサーチするとブルックリンは治安が悪いと耳にすることがあると思います。
ちなみに以前記載したニューヨークの治安はこちら
結論、場所に寄って確かに身の危険を感じるような場所は少なからずあると思います。
ただ、問題ない場所を把握しておけば身の危険を感じることはほぼないと思います。(私もブルックリン在住です)
そもそもブルックリンって?
ブルックリンと一言で言っても更に細分化された約40ほどの地区に別れており、それぞれの地区によってかなり特色があります。
黒人が多いエリア、ヒスパニックが多いエリア、駐在員が多いエリアなど。
以下ブルックリンの地図です。
直近の人口は約260万人程いるようでして人種の分布は以下の通りのようです。
*Wikipediaより引用
犯罪の傾向に関してはマンハッタンに近いほど比較的軽犯罪率が高く、遠いほど殺人等の犯罪が多く発生しているようです。
ブルックリンに住んでて治安面で感じること
日本から来た時に行くであろう各エリアに関しては後述しますが、全体的なブルックリンの印象としては、JFK空港に近づくほど治安は悪くなるというイメージです。
特に車で運転してJFK空港に向かう間には物乞いや浮浪者が信号で止まるたびにいますし、比較的最近もブラウンズビルという地区でギャングの抗争があり、銃撃事件に発展したという事例もありました。
とはいえ、こういった場所に近づかなければ危険が及ぶ事は無いと思います。
行かない方が良いエリア
では、結局どこに行かない方が良いのか?ということですが、私が思うに特に行かない方が良いエリアは以下かなと思います。
- ブラウンズビル
- クラウンハイツ
- イーストフラットブッシュ
- ベッドフォードスタイブサンド
- イーストニューヨーク
あまりこのあたりには観光等で行くことは無いと思いますが、このあたりを避けていれば問題ありません。
観光などで訪れるであろうエリア
観光などでブルックリンを訪れる場合、大体の場合は以下のエリアになると思います。
- ダンボ
- ウィリアムズバーグ
- ダウンタウンブルックリン
- フォートグリーン
- ブッシュウィック
全てブルックリンの北西部のマンハッタンの対岸に位置しています。それぞれの場所に関して5つ星で評価をしてみようと思います。(仮に新宿は☆4つとします)
ちなみに前述の行かない方が良いエリアは全部1つ☆。
ダンボ(安全:☆☆☆)
ブルックリンブリッジ等のあり、マンハッタンから来た場合に一番最初に立ち入るエリアになります。
こんな構図の写真見たことないですかね?この写真はダンボで撮影出来るものです。写っているのはブルックリンブリッジではなく、隣りにあるマンハッタンブリッジです。
ダンボは以前は犯罪率が高かったようですが、今は観光の名所として治安に関してそこまで不安視する必要はないと思います。
とはいえ、以前引っ越し屋さんから特定の場所にはプロジェクトと呼ばれる貧困層の住居があり、夜は気をつけた方が良いとも言われてます。
ウィリアムズバーグ(安全:☆☆☆☆☆)
日本で言う代官山のようなエリアです。おしゃれな古着屋等が多くあり、週末になると若者で賑わっています。ステーキの老舗、ピータールーガーもウィリアムズバーグにあります。
非常に安全なエリアです。観光客も多いため、特別心配の必要は無いと思います。
私の友達も住んでましたが、犯罪とは縁遠いということを言っていました。
正統派ユダヤ人が多く住んでおり、黒ずくめの同じ格好をした人をたくさん見かけると思うので一見異様な光景に見えますが、何も心配はありません。
ダウンタウンブルックリン(安全:☆☆☆☆)
こちらもブルックリンの入り口であるダンボの隣に位置しています。ホテルやオフィスビルが多く、ブルックリンの中では一番発展しているエリアになります。
ダウンタウンにこんなエリアがあるんだと来た当時は驚きました。
基本的には安全ですが、都市圏なので新宿などを想像してもらえばわかる通り、浮浪者等も時々うろついていたりするので、ビルの裏手等人気のないところに夜などに一人では行かないようにしましょう。
フォートグリーン(安全:☆☆☆)
NBAのブルックリン・ネッツ、NHLのニューヨークレンジャーズの本拠地、バークレーズセンターがあるエリアになります。黒人層が非常に多いエリアなので、少しびっくりするかも知れません。
最寄り駅のアトランティックターミナルという駅構内には結構浮浪者がいたりするのと、バークレーズセンター周りは人が多く集まる場所なので、軽犯罪等には注意した方が良いです。
ブッシュウィック(安全:☆☆☆)
アートの街として有名なブッシュウィックです。昔は犯罪率も高いエリアだったということですが、近年では危険なエリアではないようです。
駐在や留学で訪れるであろうエリア
駐在や留学などでブルックリンを訪れる(住む等)場合、以下のエリアが候補に入ってくるかと思います。(既に挙げたエリアは記載してません)
別の記事でも紹介しますが、子持ち家庭の場合は学校の良し悪しで住むエリアがほぼ自動的に決まるので一概に挙げるのは難しいですが。。。
- パークスロープ
- コブルヒル
- ボーラムヒル
- ブルックリンハイツ
どこも近年では非常に人気エリアで良いアパート等は即座に埋まってしまいます。
パークスロープ(安全:☆☆☆☆☆)
古くから住んでる地元民みたいな人と各国からの駐在員が多いと言われているエリアになります。夜の一人歩きでもなんら心配なく歩けるエリアです。
私もこのあたりのエリアに住んでいます。
コブルヒル(安全:☆☆☆☆)
現地に行ってみての雰囲気で言えば、パークスロープ同様安全なエリアだと思います。
近年の犯罪の発生率だけを見ると少しほかエリアより高い為、☆1つ落としています。
ボーラムヒル(安全:☆☆☆☆☆)
ダウンタウンブルックリン、フォートグリーンといった賑わっているエリアと隣接していて、通りによって雰囲気が少し違います。
基本的にはパークスロープやコブルヒルに似ていて閑静な住宅街といった感じです。
車通りは比較的多いですが、犯罪などの安全面は心配ないと思います。
ブルックリンハイツ(安全:☆☆☆☆)
マンハッタンにも非常に近いこともあって家のスペックなどはあまり違う印象ないですが、ちょっと高級なエリアです。
犯罪発生率の観点から星1つ落としていますが、こちらも基本的にはコブルヒルなどと同様です。
まとめ
行かない方が良いエリアを避けていて、あえて自分から危険に身を投じるような行動を取らなければ、犯罪などに巻き込まれる可能性はほぼないと思います。
私や妻もニューヨークに住んでいてなにか危ない目にあったことは一度もありません。
なので、羽目を外しすぎず普段どおり行動していれば大丈夫かなと思います。
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