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アメリカで仕事する為に知っておくべき事、必要な心構え

アメリカと日本のビジネスカルチャーは全く違うので、立場を踏まえた上でうまく立ち回るべきです

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(*この記事は2020年1月30日に更新されました)

この記事は

 

  • アメリカで仕事をしたいと考えてる人
  • アメリカで仕事をし始めたが行き詰まってる人

 

に向けた記事です。

 

アメリカで仕事をしたいと考えている方は少なくないと思います。

自身のキャリアを描く上で、アメリカで仕事をした経験があれば、それだけハクが付きますし自信も確実につくと思います。

 

一方で夢叶ってアメリカで働きはじめてみたものの、なかなか環境に馴染めずしっぽを巻いて戻ってしまうといったケースもかなり多いということを聞きます。

 

そんなわけでアメリカで仕事をするための心構えや大切な考え方を共有できればと思います。

 

 

結論、アメリカでうまく働く為には自分の立ち位置、アメリカ社会、アメリカ人(だけではないですが)のビジネスカルチャーへの理解とそれに伴い、行動や考え方を柔軟に最適化することが重要だと思います。

 

ビジネスカルチャーの違い

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圧倒的に違うと思います。

 

もし旧来型の日本企業の働き方を重んじる会社の方で、そのやり方をつらぬこうとしたら確実に行き詰まるか、周りから傲慢な人だと煙たがられると思います。

 

そのくらい日本をはじめとした東アジアのビジネスカルチャーとアメリカのカルチャーは違います。

 

近年では外資系企業を中心に下記のような考え方が浸透してきていますが、まだまだ改善せずに残っているものもあると思います。

  • 年功序列撤廃
  • ダイバーシティ
  • ワークライフバランス 

 

例えば最初の年功序列やダイバーシティに関してですが、アメリカでは年齢はただの数字としか認識せず、そもそも面接などで年齢を聞くのはNGです。

 

その他も”女性で妊娠するかも知れない”という理由で抜擢しないことなどもNGですし、例えば特定の女性に対して”今日もかわいいね”みたいな女性を意識したような発言等も告訴されて数千万、数億という損害賠償につながるリスクなどもあります。

性の趣向性(LGBT)についても差別的な事は絶対にNGです。

 

ワークライフバランスに関しても、仕事が終わってなかろうが、プライベートを大事にするので、よほどじゃない限りは定時には帰宅します。

また、会社への帰属意識は日本のようになく、気に入らないことがあれば、転職もキャリアアップの一つとして当たり前のようにします。

 

また、こういった考え方も日本社会には根強くあるものだと思いますが、アメリカで仕事をする上では見直すべきポイントです。

  • 完璧主義
  • 団体主義
  • 儒教による先人への敬い

 

全員がそういうわけではないですが、全ての条件が揃わないと先に進まないという日本人的な考え方は通用しません。

 

団体主義についてもみんな黒のスーツを着てなんてことはしないです。個人主義、個人プレーで各自成果を挙げるようにしています。

 

先人の知恵を敬い、そのまま適用するという儒教の考え方はそれがベストだと思わない限りは他のやり方を考え、主張し、創意工夫してやり方を変えていきます。

 

 

 

具体的な仕事の進め方の違いの事例

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具体的にどのような感じで違うのかいくつか事例を記載してみたいと思います。

わたしはデスクワーク中心の仕事なので、あくまでデスクワークの限りにおいてという理解で見てください。

 

決められた範囲外の事はやらない

日本的な考え方だと仕事の範囲を広げて仕事をして、仮に苦労したとしても広げた範囲も含めて、そこそこ成果を出せれば評価されるし、逆に線引をしてこれ以上はやりませんという姿勢だと評価されない傾向にあると思いますが、アメリカではJob descriptionの中で定義された成果を確実に挙げることだけに注力します。

 

なので手広く3つのことをやって全てが50%ずつの成果を挙げることより、選択と集中というか、1つのことを100%達成しようとします。

 

クローズドなコミュニケーションが好まれる

フェイスツーフェイスのミーティングよりもメール、SMS、チャット等を使って結論を急ぐ傾向にあるのと、メールで関係者全員CCに入れるみたいなことはあまり好まれません。

日本にあるような根回しみたいなこともあります。

 

直球なダメ出しをする上司はダメ

仮にご自身が上司の場合、「だからお前はダメなんだ」みたいなフィードバックはNGです。

 

アメリカの教育文化は叩き上げて育てるみたいな思想は基本的に無いので、叩けば叩くほどモチベーションが下がります。

 

先ずは良いところを褒める。そして改善すべきポイントを「ダメだ」とは言わずに「こうすると良くなる」という形でフィードバックする必要があります。

 

連携プレーみたいなものは苦手 

個を重んじる文化なので、自分の成果の為に各々どんどん進んでいきます。

いい面と悪い面があり、あまり連携せずに進んでいく傾向があるので、スピードは速いのですが、後で「なんでこんなに擦り合ってないんだ!?」みたいなことはよく起きます。

手戻りリスクがあっても先ずは進めるっていうのと、スピードを重視するあまり全体最適みたいな意識は薄い傾向にあります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ご自身がどんな形で関わるかによって多少差異はあるものの、日本とアメリカで仕事上どのくらい差があって、どんなポイントを意識しなければいけないのかご理解いただけたかと思います。

 

重要なのは自分の立場を踏まえた上でこれらの違いをどう工夫して互いの良いところをレバレッジするかだと思います。

 

日本人だからと言って意固地になって自分の価値観を相手に押し付けるのも違いますし、多分いきなりアメリカの文化に全て適応するのはかなり至難の業だと思います。

 

K

 

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